オリーブ属(学名:Olea )は、常緑の高木、低木の約40種を含むモクセイ科の属のひとつである。

概要

地中海沿岸、アフリカ、オーストラリア、中央アジアなど、アメリカ大陸を除いて広く分布している。葉は全緑で対生し、切れ込みで4つに分かれた小さな白い花が咲く。また、果実は卵形、または球形で食用になる。

地中海沿岸と、似た気候の地域にだけ繁茂するオリーブ(英: Olive、学名:Olea europaea)は、栽培品種のみが知られており、500品種以上が世界で栽培されていると言われている。耐霜性である。

主な種

  • Olea europaea L. オリーブ
    地中海が原産。成長の遅い常緑高木で、10メートル以上になる。皮針形の葉は長さ3 - 6センチ、幅1センチほどで、夏に白い5センチほどの花が咲く。果実は最長4センチほどの長卵形の石果で、緑色から熟すと黒紫色になっていく。
  • Olea capensis L.
  • Olea paniculata R.Br.
  • Olea woodiana Knobl.

脚注

参考文献

  • 英国王立園芸協会『A-Z園芸植物百科事典』誠文堂新光社、2003年6月。ISBN 978-4416403006。 

オリーブ Olea europaea モクセイ科 Oleaceae オリーブ属 三河の植物観察

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