糸島高校前駅(いとしまこうこうまええき)は、福岡県糸島市伊都の杜一丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)筑肥線の駅である。駅番号はJK07。
建設の経緯
福岡県立糸島高等学校をはじめ飲食店、商業施設、福岡県糸島総合庁舎が立地しており、新駅予定地の南側では、区画整理事業によりさらなる市街地化が見込まれることから、糸島市がJR九州に設置を要望した請願駅である。当初は「浦志新駅」(うらししんえき)の仮称であった。請願駅の手法での設置のため、市が建設費を全額負担することになる。総事業費は約25億円。
2017年(平成29年)7月、新駅建設の促進組織である『筑肥線新駅建設促進会(会長:月形祐二・糸島市長)』が検討した結果「糸島高校前」を駅名案として決定し、JR九州へ要望書を提出した。
工事開始により、2017年9月15日、新駅予定地東側の桂田踏切が廃止された。
JR九州は2018年(平成30年)5月に駅名を「糸島高校前駅」に決定した。
2019年(平成31年)3月16日に開業し、平日のみ快速列車が停車する。
歴史
- 2017年(平成29年)8月上旬:工事着工。
- 2018年(平成30年)5月30日:駅名を「糸島高校前駅(いとしまこうこうまええき)」に決定。
- 2019年(平成31年)3月16日:開業。
- 2021年(令和3年)3月13日:ホームドアの使用を開始。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、ホーム有効長は128メートル。駅舎は駅の南北を結ぶ自由通路と一体となった橋上駅となり、駅内には駅務室、公衆トイレ、跨線橋2か所、エレベーター2基などが設置される。
JR九州サービスサポートが駅業務を行う業務委託駅で、みどりの窓口(マルス)が設置されている。自動改札機を備え、SUGOCAの利用が可能である。
のりば
利用状況
2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員は2,377人である。
JR九州及び糸島市統計白書によると、開業後の1日平均乗車人員の推移は下記の通り。
- 備考
駅周辺
- 福岡県立糸島高等学校
- 伊都の杜
- 健康福祉センター・あごら
- 福岡県糸島総合庁舎
- ホテルAZ福岡糸島店
- サニー前原店
- ドラッグストアモリ浦志店
- 国道202号
バス路線
北口側に「糸島高校前駅北口」停留所、南口側に「糸島高校前駅南口」停留所があり、糸島市コミュニティバス(はまぼう号)の路線が乗り入れる。
- 糸島高校前駅北口
- 糸島市コミュニティバス
- 川原線
- 前原北原線
- 糸島高校前駅南口
- 糸島市コミュニティバス
- 篠原線
※かつては「糸島高校前駅南口」停留所に高速バス「ブルーライナー」(森山観光バスが運行する京阪神方面への高速バス)も停車していた。
隣の駅
- 九州旅客鉄道(JR九州)
- 筑肥線
- ■快速(土休日は当駅通過)・■普通
- 波多江駅 (JK06) - 糸島高校前駅 (JK07) - 筑前前原駅 (JK08)
- ■快速(土休日は当駅通過)・■普通
脚注
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
外部リンク
- 糸島高校前駅(駅情報) - 九州旅客鉄道




