観音寺(かんのんじ)は、埼玉県八潮市にある真言宗豊山派の寺院。
歴史
戦国時代後期、浜野大学の開基である。大学の父である清忠の菩提を弔うために寺を創建した。清忠は1534年(天文3年)に当地を開発し、その領主となっている。
1936年(昭和11年)から1949年(昭和24年)にかけての激動の時代、当寺は無住(住職不在)だったことから、半ば廃寺化していた。その後は、住職も着任するようになり、1968年(昭和43年)に本堂を大改築し、1989年(平成元年)には客殿や庫裏を完成させ、復興した。
文化財
- 木造阿弥陀如来立像(八潮市指定有形文化財 平成7年3月1日指定)
- 観音寺のイチョウ(八潮市指定天然記念物 平成7年3月1日指定)
交通アクセス
- 路線バス諏訪神社前停留所より徒歩3分。
関連項目
- 天神社 - 当寺の西に隣接、かつて別当寺だった。
脚注
参考文献
- 埼玉県佛教会 監修『埼玉のお寺 埼玉県寺院全集』千秋社、2001年




